RE100を目指すなら
自己託送/コーポレートPPA
RE100とは
世界で注目されているRE100は「Renewable Energy 100%(再生可能 エネルギー 100%)」の頭文字を取ったものであり、「事業運営を100%再生可能エネルギーで調達すること」を目標に掲げる企業が加盟する、国際的なイニシアチブの事です。
そしてこの目標を達成するために役立つのが、コーポレートPPAと自己託送という二つの制度です。
PPA・そしてコーポレートPPAとは
コーポレートPPAについて知る前に、まずはPPAについて知る必要があります。
PPAとは、電力購入契約(Power Purchase Agreement) の略で、通常は小売電気事業者が発電事業者から電力を調達するために締結します。
また、PPAモデルは発電設備の設置場所によって、大きく「オンサイトPPA」と「オフサイトPPA」の二種類に分けることができ、それぞれ異なる設備の運用となります。
さて、本題のコーポレート PPAについてですが、こちらは企業や自治体などの法人が、発電事業者から自然エネルギーの 電力を長期に購入する契約です。
この制度は、電力が必要な企業が提供事業者から直接長期の買取をコミットすることで、新規の再生可能エネルギー発電所の開発や建設を行い、再生可能エネルギー導入を実現する仕組みなのです。(場合により、両者の間に小売電気事業者が必要となる場合もあります。)
また、コーポレートPPAでは発電システムの所有権はPPA事業者側にあるため、電気を使用する企業、法人側には発電設備の導入費用や管理費用などが必要ないのが特徴です。
自己託送とは
自己託送とは、遠隔地にある自社の発電設備で発電した電力を、送配電事業者(電力会社)の送配電ネットワークを利用し、自社設備へ送電する仕組みのことです。
また、自己託送は四種類あり、場合によっては特定供給の許可が必要となることもあります。